2022.3.22 伊藤貫氏、久々のユーチューブ

伊藤貫氏、ロシアを叩くのかと思ったら、自分の意見は少数派だと。

しかし、名だたる国際外交の専門家たちも同じ意見だという。(ケナン、マトロフ、キッシンジャーミアシャイマー、など)

ここ十数年にわたるロシアに対する米国外交は間違っており、70-80%米国に責任がある、とのこと。

 

米国政府およびマスコミは、そんな大物の意見でさえ一切排除している。

自分たちに都合の悪い情報は絶対に取り上げない。

そして、米国民の75%が米国のマスコミの言うことを信用していないと答えている。

信用しているのは、ネットを見ない高齢者層?

そして、この米国マスコミの報道をそのまま垂れ流す、日本のマスコミ。

どうなんだろう?日本国民の大多数は、こうした報道に流されている気がする。

だって、自分の信用する論客たちの多くも、ロシア非難しか言わない。

どうしちゃったんだって、困惑している。

ロシア擁護したら、社会的に抹殺されてしまうのだろうか?いろんな意見、そして、見方があっていいし、知りたいと思うのだが、間違っているだろうか?

 

自分は、本当に重要な転換点だと感じている。

すごい危機感を感じている。

ロシアや中国は本当に危険だと思うけど、言いたくないけど隠してたいけど、本当に危険なのは、英米を支配する一極支配思想の権力増大だ。

フセインが惨殺されれて、イラク国土が破壊されて、ハゲタカどもが全てを奪いつくしていくように、かつてのソビエトがされたように、プーチンが惨殺されてロシアがハゲタカどもに食い散らかされる状況は、見たくない。

イランや中国やシリアが生き延びているのはロシアのおかげと思っている。

ロシアが崩れたら、他の国の指導者も国民も蹂躙されていくのが目に見えている。

やりたい放題になってしまう。正義の名の元、ジェノサイドが行われていく、と感じている。今は、なんとか、独立と平和を維持している、この多極化の構造が世界平和のためだと思っている。そうでないと、正しい情報が隠されて、いいように洗脳され、支配されていくだけだ。

 

ブッシュ・パパは、ゴルバチョフに対して約束した。

ワルシャワ条約機構をなくしたら、ロシアを封じ込めることはしない。

欧州の一員として温かく迎い入れる、と。

NATOも東方に拡張しないと、何度も繰り返し、約束してきた。

 

しかし、クリントン政権から、約束を反故にして、NATOの東方拡大を繰り返してきた。マトロフ駐ロシア大使が抗議したところ、クリントン政権幹部は、口約束なんだから、関係ないと言い放った。マトロフは、そんなことをしたら、外交が成り立たない、米国の言うことは誰も信じなくなる、と嘆いた。

 

ブッシュ・ジュニア政権でも、NATO東方拡大(侵略)は継続された。

ポーランドバルト三国までは、辛うじて耐え忍んだ。

しかし、グルジアウクライナまで侵略を始めると、ロシアはのど元にナイフを突きつけられたも同然。それは許されない、とロシアは反発を売り返した。しかし、オバマ政権も継続した。挑発を繰り返してきた。