2022.3.2 ウクライナ問題

ウクライナ問題。いろんな見方がある。

■米国によるロシアに対する嫌がらせ。

 ウクライナNATOに加盟して、その国境線にミサイルとか軍事施設を作られることは、ロシアにとって、絶対許されない。緩衝地帯が必要である。同じことは北方領土にも言える。日本に4島を返還して、米軍基地が作られることは絶対に許されない。米国の首元のキューバソ連のミサイル、軍事基地が作られるのと同じくらいに恐怖がある。キューバ危機は、そうした背景から起きた。同じことを米国がロシアに対して工作している。ウクライナ問題は、米国によるロシアに対する嫌がらせ、という面だ。

■米国による約束不履行(破棄)の歴史。

 米国とロシアは昔、東欧の勢力範囲を侵さないことで同意していた。自由はいいが、NATOに加盟することは、嫌だと言って、約束した。しかし、米国はそうした条約、約束を次々に破ってきた。次々に、東欧諸国がNATO入りした。つまり、東方への侵略を行ってきて、ウクライナは最後の砦であり、かつてのソ連の一部なのだ。旧ソ連領土まで、侵略しようとしているということなのだ。ずっと、米国はロシアを挑発している。必要以上に。

■新しいバイデン政権は、ウクライナ紛争を起こす気満々(軍需産業利権)。

 米国国務省の連中は、昔から東欧や、ウクライナ方面で工作を行ってきた軍産複合体の息のかかった奴らである。ウクライナのマスコミを通じて、恐怖を盛んに煽り立て上で、工作を行っている。そして、いつもの発言。「ロシアはウクライナに侵攻してくるだろう。しかし、米軍は動かない。米国人は退避させる。」この発言をきっかけに、ロシア軍が動いたらしい。

 かつて、2次大戦後、米国マーシャルが米国は朝鮮半島は勢力外であると発言した。その発言をきっかけに、北朝鮮南朝鮮に侵攻を開始した。こうして朝鮮戦争が起こり、北朝鮮ソ連・中国vs米国の戦いとなった。湾岸戦争は、米国がイラクがクエートに侵攻しても、手出ししないと発言し、それをきっかけにイラクがクエートに軍事侵攻した。途端に、米国は欧州を仲間に入れ、イラクを集団リンチした。米国のいつものパターンで、紛争を演出し、これによって、軍需産業をぼろ儲けさせる。さらに、圧倒的軍事力でつぶした国のあらゆる資源、財産を分捕る。こんなシナリオだ。

 しかし、朝鮮戦争は内戦状態のままだし、ベトナムは疲弊した。アフガニスタンからの撤退した。軍需産業だけが儲けて、国は疲弊している。

■今のロシアは、かつての二次大戦時の日本に似ている。

 ロシアに対する経済制裁によって、ロシアは経済危機を迎えると言われている。似てると言えば、太平洋戦争前の日本と同じだ。米国に、嫌がらせの数々を受け、難癖をつけて経済制裁して、日本を挑発しまくった。数々の工作を仕掛け、和平の交渉をすべて無視した。わざと、ハワイへの爆撃を黙認し、今回のような日本包囲網を呼びかけた。日本も戦争を回避するための道を探って動いていたが、米国は許さなかった。日本からの攻撃を待ち、ハワイ真珠湾攻撃の一報を聞いて、米国ルーズベルトと側近、英国。チャーチルは飛び上がって喜んだ。「これで、思い通りになった。勝った。」邪魔者を排除できた、と。あとは、集団リンチである。

■ディープステート(国際金融資本・ユダヤ資本)は、ロシアを支配下に置きたい。

 米国の狙いは、ロシアとEUの間に楔を打ちたかったというのも一つだ。EUは、ロシアとの対立を望んでいない。中国との対立も望んでいない。資源供給国であり、貿易国だからだ。こうした紛争を仕掛けて、ロシアを叩き、ロシアをコントロール下に置きたい。それが、国際金融資本家を中心とするディープステートである。彼らの勢力範囲は各国に浸透している。米国政府だって、彼らの利益を代表するメンバーであふれかえっている。米国政府は、単なる彼らの手先である。支配下にある。邪魔なトランプは排除した。安倍も排除した。あとは、プーチン習近平である。

■中国も、この軍事侵攻とこの結末を利用したい。

 中国は中国で、軍事侵攻を利用しようとしている。ロシア制裁とか過激なことは言わないで冷静になろうと呼びかけている。これがうまくいけば、今度は中国が台湾に軍事侵攻する。ロシアと同じじゃないか、と。ウクライナと同じような工作は日本にも行われている。中国マネーで、沖縄には中国の影響下の政治家が発言し、独立を歌っている。沖縄独立、からの、中国組み入れというシナリオ。北海道も、アイヌ独立運動に力を入れており、これもアイヌ国独立、からの中国組み入れ、となる。

■核保有と安全保障。

 かつて、ソ連邦が崩壊した時、ウクライナが独立した。当時、強大な軍隊と核ミサイル500発以上を持っていた。これを危険と見た大国は、ウクライナを我々が守るからと、核ミサイルを処分させた。核ミサイルがあれば、決してロシアは侵攻しなかっただろうと言われている。核ミサイルを持つ、インド、パキスタン北朝鮮などには、軍事対決を避けられている。ウクライナは、核を放棄し、日本同様の平和憲法を持たされた。結果、侵攻された。かつての経済大国カルタゴは、格下の軍事大国ローマに、あっという間に滅ぼされた。

ウクライナの心情

 ウクライナとしたら、こんだけ挑発して戦争を起こしたなら、米国は軍を差し出せ、命を送れ、と思うだろう。米国は紛争を起こしておいて、みんな帰国した。残されたウクライナ人だけが戦うのか?

プーチンの行く末。

 なぜ、あの天才プーチンが踏み込んでしまったのか?という惜しむ声もある。ヒトラーもそこまでやるつもりはなかったのに、英米はわざと弱腰になって攻めさせた?戦略?ヒトラーと同じ運命をたどるのではないかという声もある。本当?プーチンの失脚は、俺は望まない。トランプばかりか、プーチンもいなくなったら、怖い世界にまっしぐらになる。