「仕組まれた昭和史」(副島隆彦)

古本屋で見つけた本。内容については、自分は全くわからないので、眉唾物と心得つつ、面白いところをピックアップしてみようと思います。

■米国の属国・日本

 The-US-Japan-aliansは、「米日同盟」ではない。「上下関係の日本属国契約」である。これを認識しないと、全てを間違える、と語る。第一次大戦、二次大戦をおこされて、ロスチャイルド(英国)支配から、ロックフェラー(米国)支配に変わっている、という。

ロスチャイルド(ロンドン家)の影響

 2代目ロスチャイルド当主・ライオネル(ロンドン)は、長州の若者を育て、長州ファイブと呼び支援した。伊藤博文井上馨らである。3代目当主ナサニエルは、松方正義高橋是清を育て、支援した。日露戦争での戦費を確保しに来た高橋にジェイコブ・シフを紹介した。ナサニエルは日本に巡洋艦などを安値で提供した。

(今のウクライナみたいな立場か?実質裏で英国が露と戦っていた。英国は自分の手は汚さず、操り人形の日本に戦わせた。英国及び国際金融資本は、がっぽり儲かった。日本はつい最近まで、この時の借金を払っていた。ウクライナも米国および国際金融資本に操られ、戦わされている。しかし、米英及び国際金融資本の情報と武器、物資の支援の力は巨大で永遠だ。湧き水のように集まる金の力は絶対だ。)

ロスチャイルド(パリ家)の影響

 ロスチャイルド・パリ家の支援を受けていたのが、小栗上野介榎本武揚陸奥宗光ロスチャイルド・パリ家に育てられた渋沢栄一が、ロンドン家と融合し、日本銀行を作る。日本銀行の隣には、三井・ロスチャイルドロンドン家系の三井銀行三越本店がある。

■ロックフェラーの工作で日本は戦争に巻き込まれていく。

ロスチャイルドは戦線不拡大方針、満州を守る(ユダヤ人移住計画))

 政党では、政友会を支持するのが三井・ロスチャイルドであり、三菱・ロックフェラーは民政党を応援していく。しかし、ロックフェラーは政友会の田中を操り、日本を中国戦争に巻き込んでいく。さらには、政友会の井上準之助をロックフェラーを支配下に置き、民政党の浜口内閣に入閣させる。彼は、金解禁を強引に推し進め、結果日本から金を大量に流出させつつ、金本位制にしてしまう。日本海軍が、米国・ロックフェラーの影響下に組み込まれ、操られていく。自重論の陸軍と違い、海軍は、中国において侵略虐殺を繰り返し、日本や陸軍をフォローしようとしていたロスチャイルド(英国)もかばいきれなくなっていった。陸軍、英国(ロスチャイルド)は、満州国のみを育て、守り、ユダヤ人を集める計画を実行していた。結局ロックフェラー(米国)は、陸軍悪玉論をプロパガンダし、陸軍関係者を死刑に追い込んだが、大東亜戦争に誘導した海軍関係者は、かばい、罪を軽減された。

■ロックフェラーによる欧州での戦争工作とロスチャイルド勢力の分断。

 欧州戦線でも、ロックフェラーは、ドイツ・ヒトラーのみを悪魔化し、プロパガンダした。これによって、欧州の敵視は、ヒトラーのみに向けられることで、自分の罪や真実から目をそらせた。欧州のロスチャイルド勢力が団結し、ロックフェラと対決させないようにした。実は米国のロックフェラーは、ずっとナチスドイツの軍事拡張経済発展を支援してきたグループなのだ。育て上げ、戦争を起こし、そして、悪のレッテルを世界にプロパンダする。(昔から、やり口は全く今も変わっていない)ブッシュファミリー、クリントンファミリーなど。

 ソビエトもそうだ。元々、ロスチャイルドが育て支援したレーニンなどのユダヤ人がソビエト共産国家を誕生させた。少数のユダヤ人が支配する国家となっていた。ロックフェラーは、スターリンを支援し、ユダヤ人から政権を奪い、ユダヤ人を虐殺追放していく。レーニンは、こともあろうか、ロシアロマノフ王朝のみならず、欧州の王族を皆殺しにすると発言。欧州は、ビビってしまった。

 米国・FRBも元々はロスチャイルドが計画し、執念の元誕生させた。しかし、ロックフェラーの工作で、有力財閥がロックフェラーに寝返り、ロックフェラーの支配下になっている。中国共産党を支援したのもロックフェラーである。