2021.04.20 いろいろ
■「大日本帝国の情報戦」(浜田浩一郎)
■H26ガダルカナルの戦い
大本営、現地陸軍上層部も、警告情報を無視した。「敵に利する情報は、今後送るに及ばず」(東京からの返信)「日本艦隊にはちゃんとした情報参謀がいると思っていたが、ガダルカナル島での動きはお粗末で、情報参謀なんていなかったんだ」(米海軍・情報参謀)
■ラバウル陸軍・今村や城島は視察の中止を促したが、山本は無視。
この視察情報は米軍に筒抜けで、飛行機を撃墜されて山本は死亡。日本海軍は、暗号の解読は不可能であり、この死亡は単なる偶然と片付けた。
■日本兵は、上官から「捕まったら死ね」と命令されていた。
しかしながら、やさしく接すると恩義を感じて、知ってる全てのことを話した。また、捕虜になったことを日本に伝える、と脅した。家族が日本で恥じないよう、脅しに屈した。さらに、日本兵は、書くことが大好きで、その死体からメモを回収すると莫大な有益情報を取得できた。日本軍は、捕虜になった後のことを、教えていなかった。
■「ソ連はドイツ敗戦後3カ月の猶予期間ののち、対日参戦の密約をした」(スウェーデン駐在武官・小野寺)「ソ連は英米の要求では動かず、独自の判断利益で動く、密約はない。1陸軍武官が策動するのは不可解、交渉の邪魔。」(ストックホルム大使・岡本)
■中野学校。
「謀略は誠なり」「忍術の忍は、忍耐の忍」捕まったら、死ぬというのは武士の価値観だ。忍者は、捕まったら決して情報を漏らさず、手足がなくな手も生き、味方に情報を引き継ぐことだ。