2018.09.17 「アジアの覇者は誰か」(宮崎正弘、石平)

■ロシアにとって中国は、略奪しまくったモンゴル人のイメージで、敵。しかし、ロシアの資源を買ってもらう最大のお客さん。この事実は大事。中国以外にも売って、リスクを分散したい。

■台湾大衆は、親日だが、政府、行政、マスコミ、軍隊は、親中勢力。中国文化(賄賂、汚職文化)。最新軍事機密を渡したら、韓国同様、中国に流れていく。

■タイが、マレー半島のクラに運河を通そうとしている。「東洋のパナマ運河」となると、中国とシンガポールの利権が小さくなる。

■中国では、汚職、地位を金で買うのは当たり前。出世したら、賄賂で一族を豊かにするのが使命。それが、中国の美徳。地位を得ても、お金を稼いでこないと「役立たず」と言われる。

アメリカの信仰「マニフェスト・デスティニー」(神の教えを広げていくことは運命)そのためには、神の国アメリカに従わないものを殺すことも神は許したもう(アメリカ原住民の抹殺)。

■「中国の、中国による、中国のための戦略」、AIIB、一帯一路は、誰のためにもならない、中国だけが得をする仕組み。あと10年、おとなしくしていたら、中国にかなう者はいなくなっていたかもしれない。しかし、習近平は、その野心をむき出しにした。「アメリカはアジアから手を引け」

毛沢東独裁政権の肝は、「密告制度」と「暗殺集団」、「情報コントロール」だった。鄧小平は、国民に文句を言う権利を与え、娯楽を与えることでガス抜きして、社会の安定を保っていた。習近平は、賄賂などの汚職を取り締まり、批判の悪口を許さず、賭博、麻雀すら取り締まり始めた。

ルーズベルトは人種差別主義者。戦争前から原子爆弾製造を指示。戦争後は、日本に18発の原子爆弾を全弾。打ち込めと指示した。つまり、アングロサクソン人を脅かす日本人を皆殺しにする予定だった。巨大な人体実験。非戦闘員への爆撃も国際法違反。日本が3発目の原爆投下を防ぐには、基本的には日本が核爆弾を持つこと。みんなが持たないか、みんなが持つこと、これで対等。

■国連で日本が人種差別撤廃を訴えた。賛同が多かったが、イギリスとアメリカ(アングロサクソン)の反対でつぶされた。アボリジニ30万人大虐殺、東南アジアもひどいことされてきた