虫歯のしくみ

 ユーチューブ動画をいくつか見た。なかでも「夢デンタルチャンネル」は面白かった。札幌の歯医者さん大久保氏。

■歯の構造と神経の話

 エナメル質の下に象牙質(少し柔らかい)があってその下に肉、血、神経がある。歯を包みこむあごの骨との間にも血と神経が通っている。この血で栄養を送り込んで、象牙質、エナメル質を育てている。

 虫ばい菌が象牙質をかなり蝕むと神経が感知して痛み出す。象牙質の下まで虫歯が侵攻すると、痛みが強いので、ごっそり穴をあけて、神経を殺す処置をする。血管も神経も殺してしまうらしい。

 ところが、神経は枝分かれしていることがあって、殺しそこなった神経が生きていると、神経を抜いたはずなのに、歯が痛い!どういうことだ!って言うことになるらしい。

 こうなったら「マイクロスコープがあって根治治療のできる歯科医」を探さなければならない。

 木は根から栄養をもらい長生きするが、根が死んだ木は枯れてひび割れていくのと同じで、神経をとった歯の寿命は短くなるそうだ。

 また、虫歯か歯周病によって、ばい菌が歯とあごの間に増えると腫れて膿がたまる。そうすると、歯を抜かざるを得ない。そうして殺菌。膿を出し切る。

■口臭

 口にはもともと唾液のにおいやら誰にでもある。(正常)

 虫歯が進行した場合や歯槽膿漏でも嫌なにおいが発生する。食べ物が詰まって腐っても臭いが発生する。内臓系の病気でも、臭いが発生する。

 唾を少しおいて匂ってみる、歯ブラシで怪しい個所を磨いて匂ってみる、臭いチェッカーが3000円くらいで売っているらしい。確認する。

 30秒で臭いを激減させる方法が、唾液を口の中にためて、それでまんべんなく口に行き届かせる

■口の消毒

 マウスウォッシュなど消毒は、絶対習慣化してはいけない。殺菌でまず死ぬのは、善玉菌から。悪玉菌がしぶとい。殺菌液は強いと人間が死ぬ。だいぶ弱くなっても皮膚がただれる、常在菌が死ぬ。ほとんどが酸性で、歯が溶ける。うがい薬を習慣化している人は、舌が黒くなる病気になり、歯が黒く溶けていく。

 コロナでも、人間を介しての実験では、紅茶うがいが1位で、次が日本の水道水、うがい薬は効果があまりなかった。

 うがい薬は、ウィルスでなく、細菌でのどが腫れた時に行うには効果がある。

 日本の水道水は薄い塩素があり、細菌が繁殖しない。気にする人は、水道水をろ過して飲食に使うほどである。

 消毒液を使うタイミング。虫歯治療をした後。二日酔いの朝、ニンニクを食べた後などにおいを消す時。

■歯の磨き方

 歯と歯茎の間から。細かく小さく振動させる歯周ポケットの掃除と歯茎のマッサージから。同様に細かく、歯も磨く。

■虫歯の予防法は?

 歯磨きすれば、予防できる?⇒できない

 基本の口の中は中性食事は、ほぼすべては酸性。さらに食事の糖を常在菌が食べて酸性の排せつ物を出す。つまり、食事によって、口の中は酸性となり歯が溶ける治すものが、唾液。溶けかかった歯をカルシウムを補って修復し、中性に戻す。3-4時間で歯が修復される。

 飲食の回数を少なくすることで、歯は健康を保てる

(なるほど!昔はほとんど歯を磨かなかったが、3食のみでおやつを食べようとしなかった。唾液もたまっていた。今は、暇な時間、ずっとお菓子を食べ続けている。だから、虫歯が出来たのか!)

 唾液を口の中で循環させることが大事。

 キシリトールは、糖がなく、唾液を誘発する

 食事前のフッ素入り歯磨き粉で歯が溶けにくくなる。