2021.02.08 「フランス革命」サラリーマン・オカモトの「歴史実況中継」

■サラリーマン・オカモトの「歴史実況中継」のフランス革命

 国王がいてその下に、第1身分のカソリック神父がいて、第2身分の貴族がいる。第3身分が98%を占める平民層、彼らだけに税(重税)が課せられていて、1,2身分は富を独占し、税を払うことはないという。まるで、現代の世界を見るようではないか

 フランス王家の絶頂期であり、戦争で力を誇示し、贅沢を極めていたため、黄金期であるとともに放財をしていた。この時期、財政難になりつつあったのを、是正するために、100年以上ぶりに3部会の開催を要求し、第1,2身分にも税を払わせようとした。それぞれ代表者を出して決をとろうとしたが、第3身分は代表者が多かったため、代表者で決を採るとエスタブリッシュにとって不都合であったため、各身分で意見を集約して、3票で決を採らせようと画策した。そうなると、第1,2身分は税を払いたくないため結託して長い時間をかけるだけでうやうやにされてしまう。

 この3部会で第3身分に人気者が生まれ、政治に目覚めるムーブメントが起こった。まるで、現代のトランプのようではないか。彼のおかげで、おかしなことばかりやっているエスタブリッシュの姿が明るみになっていった。そう考えると、ロックフェラーの隠し子と噂のエスタブリッシュの金の亡者ヒラリークリントンは、フランス革命当時の超名門ハプスブルグ家のマリー・アントワネットと同じに見えてくる。人を人とも思わない人種差別主義者で、戦争キチガイ。彼女には断頭台が似合っている。

 当初、平民層は国王を尊敬していた。自分らのことを考えてくれているだろう、守ってくれているだろうと。ところが、ヒラリー、アントワネットは国民のことなんてこれぽっちも考えてない。大金持ちの外国勢力と付き合っている方が楽しい。兄のオーストリア国王に助けて、と訴えると、早速、イギリス、ロシア、イタリアなどに協力を求める。しかし、協力に応じたのはプロイセン王だけ。でも、二人でピアルニッツ宣言をして、これ以上王家をいじめると戦争をするぞと脅す。フランス世論は、じゃあ戦うか、と盛り上がるのだが、将軍は貴族。王様も貴族も、これに勝ったら、自分の身が危うくなるため、まるでやる気がない。さらに、アントワネットが、フランス軍情報を逐一漏らすから、フランスは連戦連敗。やがて、こうした裏事情が分かってきて、平民層は、外国勢力とつるんでいるエスタブリッシュ層に対する憎悪が激しくなっていく。

 小さな戦いで、貴族軍でなく、平民軍が、プロイセン王軍を破った(本当は単に雨だから引いただけ)。これで、平民たちが盛り上がり、発言力を増し、ジャコバン派(急進的共和党主義)が力をつけていくきっかけとなった。

 これによって、国民軍である戦うものに発言権をということで、18世紀にして最初の男性全員に選挙権が与えられる。新しい議会で最初にやったことは王様の処分。僅差で死刑となり、ルイ16世が考えたギロチンで自分が処刑されてしまう。

 この状況を見て、周りの諸外国はフランスを敵国とする大同盟を組む共和党推進派のジャコバン派が、宣伝と過激な弾圧をはじめ、恐怖政治をひき対抗勢力をぶち殺していく。まるで共産主義だな。ロベスピエール。私利私欲の人でないというのは素晴らしい、が、正義の人で行き過ぎていた。フランスのために、人々の理想の世界を作るのが自分の役割だと信じ込んでいた。真面目ですごく優秀。(いるいる)一説には、国内粛清で数万人が死んだとも。(1年で)その反動で、暴君を倒せという反対運動が出来て、首謀者20数名が処刑。独裁政治は危険だということで、5人のトップがけん制しながら政治をする体制に。しかし、なかなかスピーディーでない。対外的には敵だらけ。順番に講和を結んでいくが、オーストリアの講和に失敗。

 オーストリアとの戦いで、ヒーローになっていくのがナポレオン。対外戦争に勝ちつつ、国内に戻ってからも政治的混乱をスパッと解決。アベノシェイエス利用されながらもおいしいところはかっさらって皇帝となる