米国人とは、元々がカルト教徒から始まっている。

2/27 「伊藤貫の真剣な雑談」ゲスト:ジェイソンモーガン

ジェイソン・モーガン教授

 米国ではマスコミや学者も自分の意見を赤裸々に発表する人はいない。自分独自の意見を発表すると、敵が増える、または、抹殺しようとして攻撃されてしまう。ミアシャイマー教授は、自分の意見を述べられる勇気ある人間は、ハンティントン教授のみだったと話していた。

 ジェイソンモーガンは、米国で歴史学を学んだあと、日本、中国、韓国の大学を経て米国に戻って再び日本に来ている。そして、人が言わないことを平気で訴える貴重な勇気ある学者である。

WASPの時代

 1600-1950年代までは、WASP(白人アングロサクソンプロテスタントが支配者であった。しかし、1960年代以降は、マスコミも学者も、キリスト教的な価値観を破壊しようと攻撃が激化している。伝統的な米国の価値観は破壊されつつある。WASPは、没落させられつつある。これを憂えたのがトランプ。つぶそうとしているのが、似非ユダヤの悪魔教ユダヤ教が大事なのではなく、ユダヤ富裕層の能力、金の力、情報力を使って世界を支配しようとしている。

■英国のカルト教徒が国外追放されてアメリカ原住民を虐殺して奪った国・米国

 アメリカとは何なのか。

 キリスト教と呼べるものを持っていない。つまり、イギリスにおいて、ピューリタンとはカルト教徒・過激派だった。このキチガイたちを国外追放しようとして、彼らがアメリカという土地に流れ着く。そこでこのWASPというキチガイたちは何をしたのか。アメリカ原住民たちを、虐殺して土地や財産を奪い、我々こそ神に祝福されるべき人間で国なのだと自画自賛している連中であると。残虐なことをやっていながら、それを罪に思わず美化して悦に入っている人間だ。アメリカインディアンを虐殺し、アフリカから黒人と呼ぶ家畜を飼ってきて奴隷にしてきた。そうした人権無視の悪魔の所業をしつつ、選ばれし民だと自分たちで褒め合っている

アメリカ人の心理構造

 アメリカに道徳は無くなっている。アメリカにあるのは、自己承認、自己主張、自己肯定感であり、その基準は個人的な好き嫌いと自己利益のみ。自分は嫌いなものは徹底的に排除し攻撃する。自分の価値基準のみが大事で、自分を攻撃するものは人権攻撃であり、ヘイトであると主張する。その一方で、他人の価値は否定し、いくらでも人権迫害してもかまわないという二重背反である。彼らの主張は、自分の主張と利益を最大限にすべきだという横暴でしかない

 本来、いろんな価値観に優先順位があるべきで、それを間違うと社会が崩壊する。自分の権利と他人の権利を、俯瞰してどうあるべきかを考えなくちゃいけない。それが、哲学であり、道徳であり、伝統の価値観だったりする。彼らは、そうした全体の利益を考えない。彼らのみが神であり、王様・支配者であろうとしている。人権は平等になく、支配者グループにのみ人権があり、その他は虫けらと考えている。それが、アメリカ人である。いや欧米の支配者である。彼らは、世界各国の平和や伝統を認めず、豊かな資源は奪い、邪魔する価値観を破壊する。文化文明伝統をこの世から消し去ろうとしている。それが、リビアをはじめとする革命の名のもとに行われた国家破壊、平和破壊であり、イラク、イラン、中国、ロシア、日本の伝統破壊を目論んでいる。

マズローの欲求ピラミッドへの疑問

 マズローの欲求ピラミッドはおかしいのではないかという二人の意見。自分だけの利益実現を図るなんて、質の悪いモデルなのではないかという提言。

■自己肯定感への疑問

 この間刺された都立大の宮台教授。「米国の70%以上が高い自己肯定感を持っていて幸せを感じている。それに対して日本で高い自己肯定感を持っているのはたったの10%にも満たない。こんなに幸福感の低い国民は世界でも珍しい。」と発言。これも安易な質の悪い主張であると。

 前のワシントンポスト編集長、CBCテレビ編集長は、いみじくも同じことを語っていた。「客観性なんてものは必要ないのだ。」偏向報道を認めているどころか誇っている)自分の価値観、利益のみが大事だと。それ以外の物は「くそである」客観的事実は必要ではなく、嘘であろうが自分の利益につながればいいトランプ大統領の主張は、曲解させ、貶め、攻撃対象として、主張は報道しない。