伊藤貫「ウクライナ動向について」

■目的と執念を引き継ぐ民族と持たぬ民族

 ロシアを日本のような属国にしようとしている。中国も百年先を見て(大局観)動いているが、ユダヤ人も数千年の単位で宿願を果たすべく引継、計画を遂行している。ユダヤロビーとネオコンユダヤ)は1990年代から、米国を動かして、イラン、イラク、シリアと戦争させる準備を始めている。このレポートが、クリーンブレークレポートで、イスラエルのネタニアフ首相に渡り、了承されている。自分たちは全く痛まず、米軍兵士とイラク国民、イラン国民、シラク国民の犠牲の上で幕大な利益、権益を手に入れることになる。

■世界の金を独占し、着実に計画を遂行

 ロシアはこの戦争がユダヤ人によって作られたことを知っていて苦々しく思っている。プーチンもラムロフ外相も。で、ラムロフ外相は、ユダヤ人がユダヤ人を殺し、反ユダヤ感情を増長させているのだと発言。(イタリアメディアのインタビューで)ヒトラーユダヤ人で、金持ちユダヤは国外に逃がし仲良くし、貧乏ユダヤを収容所に入れたのだと。これをプーチンは必死に否定し、謝罪した。ソビエト、ロシアはユダヤ人(ロスチャイルド)によって生み、育てられた国。ナチスドイツ、ヒトラーもまた、ロスチャイルドによって、育てられた人物で国なのだ。イスラエルも、ロスチャイルドによって生み、育てられた国。(バルフォア宣言=英国がロスチャイルドに嘆願、契約した手紙)フセインイラクが米国によって作られたように、サウジアラビアアルカイダイスラム国も米国を支配する連中が生み育てたものだ。暴力革命を身上とし、金融、武器、ウィルスなどを使ってあらゆる計画に沿って工作を行っている。

■米国と世界を動かすユダヤロビーとネオコンの驕り

 著名なユダヤ系米国人(哲学者、言語学者)がこう言う。「ユダヤ人が米国を動かしている。マスコミを支配し、彼らに都合のいい仮想現実を、米国人に押し付けている。世界で反ユダヤユダヤロビー、ネオコンへの憎しみ)が増えている。」ただし、支配するユダヤロビー、ネオコンは、反対者、従わないものを徹底排除している。

アレクサンドル・ソルジェニーツィン

 ソ連の劇作家。プーチンが、彼の本を高校までの必読本にした。父はロシアコサック、母はウクライナの富豪の娘。ウクライナ問題に心を痛めている。

 この今のウクライナ問題を作ったのはエリツインであると。ウクライナ東部の住民はロシア語を話し、ロシア正教を信じ、ロシア文化を愛していた。ウクライナ西部の住民は、ロシア人を憎み、ロシア人をこの世の中から根絶やしにしたいと思っている。殺意の充満した人間であると。本来、この東部はロシアに残すべきだった。しかし、エリツインは、欧米のマスコミから帝国主義者と非難されたくなくて、ウクライナ東部やクリミア半島のロシア人を見捨ててしまったのだ。

■スティーブン・コーエン博士の語る世界

 プーチンに尊敬する人物を聞いたところ、「ナポレオン」と言って「冗談だよ」と否定した。「ドゴール大統領(仏)である。」多極化、多文明並存主義。多神教。つまり、ギリシャ神教、エジプト神教、八百万の神。嫌いなものは、1神教、自分以外を認めない悪魔主義=ユダヤ教キリスト教世界。ユダヤ人以外は人畜である。グローバリスト。ネオナチ。国際金融資本家。彼らの世界支配計画。

■伊藤貫曰はく「世紀の前半に支配体制を決める戦いが起きている」

 17世紀初め。30年戦争。教科書では「カソリックプロテスタントの戦い」と習う。本質は、「当時最強のスペイン・ハプスブルグ家帝国を、仏、独、スウェーデンが封じ込めようとした戦争。18世紀初め。スペイン継承戦争。これは、当時最強の仏・ブルボン家帝国が、スペインの王位まで取ろうとした。それを仏以外の9か国が反対。15年戦争。(ルイ15世が孫に継承させようとした)。19世紀初め。仏・ナポレオンを、その他の欧州各国が協力して封じ込めようとした戦争。20世紀初め。1次大戦、2次大戦は、英米仏が、成長著しい独を封じ込めようとした戦争。ドゴールは、これを第二次30年戦争と呼んでいた。21世紀初め。2022年に始まった米ロ戦争は、ひょっとしたら20-30年位続くかもしれない。

■中国のスタンス

 米ロ戦争で、ロシアが弱体化することは、中国にとって悪くない。中露同盟が、中国優位になり、ロシアが属国化することになるからだ。そうなると、自給自足ができる国は、今は、米ロだが、米中になる。中国は強大化し、モンゴル帝国、ユーラシア帝国が誕生する。中国は、ロシアが完全に米国に屈服するのは、望まない。世界の愛国主義者は、ドゴール主義者は、反グローバリストは、弱まってもいいが、中国、ロシア、イランなど反米諸国がつぶれることは望んでいない。

■2005年頃以前?から始まるネオコンウクライナ工作(手下オバマ、バイデン)

 2005年頃にはすでにウクライナ工作を行っている。当時上院議員オバマとバイデンを使って、利権工作を行っている。資金提供は、ジョージソロスか?やがて、オバマやバイデンは、そうした勢力によって大統領にしてもらっている。だから、彼らの任期でのウクライナ紛争は、必然なのである。そうしたネオナチ、軍産複合体の利権に配慮する動きをしていくことになる。